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そんな中をまだ冷たい冬の風が微かな春の匂いを含みながら静かな音楽を奏でる。 ささやくように… 依然として冬空に浮かぶ鉛色の雲 だけど厚く重なる鉛色の雲は きっと次につづく扉なんだ。 そうならば私はこの鉛色の空もチラチラと空を舞う雪も受け入れよう… 私の涙は空から降るこの雪のように融けて生命を潤す水となるんだ…
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