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ここまで敬語が下手なのは聞いていて逆にもう清々しいというかなんというか。
と、いうか………
「私の顔が綺麗、なんて目がおかしいのですかね?私の顔は普通ですので。っと、そんなことはどうでもいいんです。」
私の顔が普通なんて、ひたすらどうでもいい。放って置いてください。
それよりも……
時計をちらりと見る。
「貴方が1時間も遅れて来てくださったおかげでこれ以上遅れると今日の予定が滅茶苦茶になってしまいます。馬鹿なあなたでもわかると思いますが一応言っておきますね、滅茶苦茶になったら貴方の所為です。」
そしてその中途半端な敬語はやめなさい。と一息に言い切るとキョトンとする毛玉が目に入った。
「なんかよくわかんねぇけど、わかったぜ!敬語外せばいいんだよな!?友達になりたいならそう言えよ!!そういえばお前の名前はなんて言うんだ?俺が聞いたんだから答えろよ!」
だって友達だろ!?と、毛玉さんも一息に言ってきた。
対抗しているのでしょうか?
「はぁ?友達になりたいなど言っていませんし友達ではありません。まぁ、礼儀として名乗っておきます。私は生徒会副会長の東条 嶺です。お見知り置きを。」
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