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「ぁ…は、はぃ……」
彼は顔を赤くし、頷いた。
何が悲しくて男の赤面を見なくてはいけないのでしょう。
偏見は無いですが当事者になるのは御免です。
私なら同性が恋愛対象に入るなど死んでも嫌です。
寧ろ同性を恋愛対象に入れるくらいなら笑顔で飛び降ります。
え、これ一応普通ですよね?
さっと彼の頭から手を離しその場を後にする。
彼は確かあの馬鹿の親衛隊に所属してる筈ですね。
では私がこんな目にあったのも元を正せばあの馬鹿のせいということで。
まぁ、イラつきを発散したいだけですが。
私はコツコツと馬鹿が居るであろう生徒会室へと向かった。
*********
「遅い。」
ガチャリと生徒会室の扉を開けみると馬鹿の第一声がそれだった。
誰のせいで遅れたと思ってんですかね。
※廊下で声を上げた生徒のせいです。
「何を言っているんですか万年遅刻野郎が 今日偶然私より早く着いたからと言ってドヤ顔するのを止めなさい 非常にイラつきます 大体私が遅れたのは貴方の所の親衛隊が私が騒音が嫌いなのを知っているはずなのに騒ぎ立てるキッカケを作ったからです それもこれも貴方がキチンと統制しないせいですよこの馬鹿が。」
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