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先週の1話目はなんやヘタレではっきりせん
あいつの演じる先生にイライラしとって
せやけどCМなんて気にならないくらい
画面を食い入るように見つめとった
あいつがこんなにも頑張ってる姿を見れることは嬉しかった
せやけど同時にこんなに魅せられて焦りすら感じた俺は小さい男やな
ほんまならよかったでと一言でも連絡をするべきなんやろうけど
それを言ってしまえば自分の不甲斐なさやら
あいつがこれからどれだけ成長して行くのかわからない恐怖、少しの嫉妬
そんなもんであいつにたったの一言も労いの言葉を送ってやらんかった
普段からそんなに褒めたりなんだりせん俺から
よかったとそんな素っ気ないメールが来るだけで
あいつがどれだけ喜んでくれるかわからないほど馬鹿やない
結局せんかったことを2、3日はひきずった
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