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それが先週の俺
さっき終わったばっかのドラマを見て今週の俺の感想は
ヘタレではっきりせん役やらせたらあいつの右に出るもんはおらんちゃうんかってくらいの普段のアイツみたいでせやけど男前に決めるとこは決めて、かと思ったら子どもに向かって話しとるあいつは優男でそれはそれで魅力的やった
成長を感じながら俺の知らないあいつしかおらんと思っとった世界に少し俺が知っとるあいつがおったことへの安心感は想像以上で、俺はどんだけこの年下の男前に惚れ込んどるんやと改めて思わされた
惚れてるというよりも惚れ込んどる
ドラムにも笑顔にも役者やっとるあいつにも
俺にしか見せへん男の顔しとるあいつにも心底惚れ込んどるのは俺のほうや
あいつはいつだかあいつの親友のちっこいやつに自分ばかりガキで自分ばかりが俺のことを好きなんやって言っとたらしいけどそれはちゃうやろ
俺のほうが年上なんやからあいつよりガキやったらそれはそれで問題あるやろ?まぁ素直やないとこは我ながらガキくさいとは自覚しとるけど
何より、自分ばかりが好きやって思っとるのは確実にちゃう
言葉にでけへんのは俺の性格上しゃあないわけで俺の中では心底惚れ込んどる自信はある
なんならどっちが相手を好きか比べたら勝つ自信やてある
まぁ実際そんなんやったらただ恥ずいだけやしどこぞのバカっぷるやねんてやるから絶対やらんけども
そんくらい想っとるし伝わっとると思っとった
けど実際そう言っとるということは伝わってないんやなとショックやった
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