38人が本棚に入れています
本棚に追加
ついた!ここが宝優学園かぁ
「でっかいなぁ」
おっと、地図地図ー
スクバから宝優学園の地図を取り出し広げる
「理事長室はどこか…な!!!」
ブワッと風が吹き地図が宙を舞って…
「飛んでく!?まっ、待ってー!」
地図が飛んでった方向に向かっていると大きな人だかりが
『疾風さーん!』
『キャーキャー!疾風様ー!』
なんだろ?あ、芸能人でもいるのかな?
ハヤテなんて聞いたこともないや
それにしても、道塞がないでよー…でもここ通らなきゃ他に道ないし…
多分、ここを抜けた裏庭のほうに飛んでってたよね、地図
「すいません、ちょっと通して下さい」
『ちょっ、なによあなた!』
何よと言われましても……
『あなた一般人!?疾風様に近付こうなんて許さないわよ!』
ううう…違うのに…
「あの…道を通してもらいたいだけですから…ハヤテって人知らないですし」
ザワッ
え?え?私なんか言ったかな?
もしかして、凄い有名人なの?ハヤテって人
「…あ、すいません。通してもらいま…す」
今のうち!と思い人だかりをかき分けていると中央に居た背の高い男の人と目が合った
明るい髪色に黒のローライトが無数に入った頭に赤い瞳
なんだか、狼みたいな人だなぁ
最初のコメントを投稿しよう!