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「まぁただ俺も出来るだけ楽しめるように頑張るからさ。」
愛琉に言っておいて俺が楽しむよう意識しないのは少し違う気がするからな。
それを聞いた愛琉も安心してくれたみたい。
………そして一通り俺達の活動の説明やらを終えたアナウンスの人が…
『それでは、大矢さん、早坂さん!!お願いしまーす!! 盛り上げちゃってくださーい!!』
それを聞いて俺と愛琉は二人揃って、
「「よしっ、行くよ(か)!!!!」」
そしていざ会場に飛び込むとさらに会場は盛り上がりを見せた。
てか以外に人いるんだね……
それよりもお客さんのお目当てはすでに愛琉に切り替えられているようで、飛び交う声の内容が主に愛琉と愛琉と愛琉の名前に変わっていた。
なにを言いたいかと言うと、愛琉の応援しかないってことさ、
俺は空気扱いみたいな。
逆に俺の名前が出てきていてもビビるけどさ。
そんな物好きはいないはず。
ふと隣を見ると、なんと愛琉は手まで振っていた……余裕だな。
さすが人気者は違うぜ、
さっきまでガチガチに緊張していたやつとは思えねぇ。
まぁ楽しめているようでなによりですな。
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