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「あぁ、そうだな。」
そうとしか言えない時分が少し嫌だった。
「うん、それならいいんだ!」
いつものようにニカッと笑う愛琉。
「それじゃあこれからまだ時間あるし、今度こそ二人でどこか回ろうよ!!いいよね?」
っと、少し不安そうに聞いてくる愛琉。
うーん、どうしよう。
正直行きたくはないな。
取り合えずやるべきことは終わったし俺はもう帰っていいんじゃないのか?
けど愛琉はスゲー行きたそうにしてるしなー…
………っま少しくらいならいいか。
「なら少しだけな。」
「ホントに!?やったー♪ならさっそくいこうよー!!」
俺の手を引っ張りながら早く連れていこうとする。
「そんなにひっぱるなって!」
はぁ、一応色々と疲れてるんだからよー、あんまり急ぐなよなー。
なんにせよ、未来先生不在のまま成功させることが出来て良かった。
これもまぁ、愛琉が頑張って歌ってくれたからなんだろーけど。
俺も少しは役に立ったのか?
っま、どーでもいーかそのへんは。
こうして長かった長かった学園祭は幕を閉じた。
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