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音楽室をあとにした後、私はある場所へ向かっていた。
ガラガラガラ
「おお、葉琉、来たか。」
未来直哉さんのところに。
「こんにちわー!!いやー、意外と人がたくさんいるんで焦りましたー。」
「そりゃ学園祭だからなー。それなりに人はくるだろーよ。……それよりも音楽室見に行ったのか?」
あぁそうだった。その事を言わなきゃいけなかったんだった。
「そうでした!!それで音楽室行ってみたんですけど、早坂柚李って人だけいて愛琉は居ませんでした!!」
本当は二人とも揃っていて欲しかったんだけどな。
どこかで遊んでるのかな?
それを聞いた直哉さんは一息ついて話始める。
「そっか、俺もてっきり二人揃って練習してると思ったんだけどな。急遽俺が出れなくなったわけだし二人で合わせてるかと…」
「それについてはすみません……」
なぜ私が謝るのかと言うと、実はこのあとにある直哉さんの用事と言うのが私が直哉さんから習っているドラムの関係で今日の朝、急遽昼から見に来てもらうことになったからだ。
実は少し壊してしまいまして…
急いで見てもらいたくて話したらすぐいくっていわれて…
本当に申し訳ありません…
「それについてはいいんだよ、実際今日逃したら多分しばらくはいけなくなっちまう。まぁ少しあいつらが心配なだけで…まぁ大丈夫か…
お前の姉ちゃんもいることだしな。」
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