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いつも通りの学校。
そのいつも通りの学校で俺はいつも通り空気になりながらいつも通りなにもない毎日を過ごしていた。(愛琉との絡み以外)
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あの学園祭から早くも1ヶ月たった。
あのライブの反響からか愛琉の人気はうなぎ登りで上がっていった。
風の噂によるとひっそりと愛琉のファンクラブまで一部の男子の間では出来ているらしい。
それを愛琉に教えたら、なんでも''多分ライブに来て楽しかったんだよ!!''と個人的なファンクラブということは全く気づいていない様子だった。
---一方の俺とは言うと、
もちろん何一つ噂など立っていなかった。
愛琉いわく、自分の所に来た人たちには俺のことをすごくよく言ったみたいだったが、みんなの目には俺が映っていなかったらしい。
まさか存在を消されるとはな。
………それはそうとあれからはや1ヶ月。
冬休みまであと約2週間。
期末テストの時期である…
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