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98…?
そんな満点寸前の点数なんてとれるもんなのか?
俺には絶対に縁のない点数だから、もうその点数はなにかインチキしてるだろと言いたくなる。
「……そんな点数取れるもんなの?」
「そうだねー、案外取れるもんだよ♪」
と、まるでこんな点数くらい私いつも取ってますからと言いたげな表情だ。
「ちなみに、柚李はあのテスト何点だったの?」
「ん、?俺か?俺は………………
8点だ。てへ♪」
おっと、柄にもなくてへとか言っちまったぜ。
あまりにも情けない点数なんでな、言うのが恥ずかしかったぜ。
「え?」
と、俺が愛琉の点数を聞いたとき同様に驚いたひょうじょうをの見せていた。
確実に意味は違うだろうけど。
「柚李、その点数って取れるもんなの?」
俺が聞いたのとほぼ同じことを聞いてくる。
「そうだな、案外取れるもんだぞ。」
俺はあえてどや顔で言う。
そうすると愛琉は呆れたようにやれやれと言いたげな表情を浮かべていた。
「それで、柚李どうするの?今回は進路とかにも影響するのに大丈夫?」
ごもっともな意見で。
それはそうなんだけど今まで勉強とかしたことないんだよなー…
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