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「いや、それは俺の傘ですけどなんで…」
いや普通におかしくね
だってなんで俺の傘って分かったんだ?
全然気付いてなさそうだったのに
ふりか?ふりだったのかな?
「まぁ、どっかに忘れてたのを
届けてもらったのか知らねぇけど
次会うときにでもお礼いっとけよ!
あんなかわいい子に運ばせやがって!」
と未来先生はなんかいってたけど
俺あの時女の人、前髪もびちょびちょで顔にかかってしまってたからあんまり見えてないんだよね
しかも知り合いでもねぇし。
そう思いながら職員室をでてよく傘を見てみると
見にくいところに俺の名前と 俺の通う高校の名前がちっちゃく
書いてあった。
スゲー恥ずかしいな。
てか母さんだろ絶対
あの野郎…
てかあの子もよく見つけたなこんなちっこいの。
俺も今まで知らなかったのに。
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