テスト

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「あっっ!」 「あっっ。」 俺と相手が二人で驚く。 えっ?なんでこいつここにいるの? しかも愛琉姉って言ったよな…… なんで、葉琉がいるんだよ…… 俺は相手が誰だかわかった瞬間になんでデジャヴを感じたか分かった気がする。 そりゃ姉妹なら持ってる雰囲気も似てるか。 二人ともいきなり友達になろうとか言ってくるのには正直呆れてしまうけど。 「っえ、なんで柚李さんがここにいるんですか?」 「いや、それはこっちの台詞だしお前ら姉妹だったんかい…なんか騙された気分だよ。」 なんの会話かわかっていない愛琉はまだ状況を飲み込めていないようで頭の上にはてなマークを浮かべている。 「っえ?てか二人とも知り合いだったの?それにいつの間に!?」 「いやーそれがあの学園祭の日に愛琉が学校を回ってるときに練習してたらいきなり覗きに来たんだよそいつが。」 「覗いただなんて人聞きが悪いですよ~、ただなんの音か気になって来ただけなんですからー♪」
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