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それから普通に授業を受け
何事もなく放課後に至る。
別になにも面白いことなんてないし
浮かんでくるとしたら傘を
返してくれた女の人の歌だけだ。
あの歌なんてゆう歌なんだろう。
学校から出て一人考えていた。
まぁいいか別にもう会うこともない
だろうし、傘もかえってきたみたいだし。
でも女の人の顔は見てみたかったな
女の人と話すなんて久しぶりだったな。
「ねぇ、」
校門の前で不意に誰かに呼ばれた
何故か胸がドキッとした。
「その傘ってさ、昨日私が人から
借りた傘ににてるんだけど
君って早坂くんじゃないかな?」
昨日聞いた歌と同じ声がした。
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