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それから俺と愛琉の地獄の日々は始まった。(葉琉も)
俺は教えられたことだげわっせわっせと覚えていっただけだから楽なものの………っと結構死ぬ気で覚えたけども、範囲を絞ってくれた愛琉はそうとう苦労したに違いない。
それに馬鹿におしえるのもたいへんだろうしな…
けど結構キツかったんだぞ俺も。
古文たら世界史たら、これ覚えて意味あんの?って、感じ。
実際使えるのはまぁ英語と数学以下の算数くらいか。
今回も実際はその場しのぎの暗記だからな。
----まあそんなこんなで最終日。
俺のとなりには疲れている愛琉と葉琉がいた。
「柚李…これでラストだよ…!!」
ぐったりしながらも最後の確認の為にした愛琉作のテストの答えあわせを続ける。
「お、お、おぉぉ!正解!!凄いじゃん柚李!!75点だよ!!めちゃめちゃ伸びてるじゃん!!しかも全教科だし」
自分のことのように喜んでくれている愛琉をみて気が楽になった。
これでなんとか今回のテストはいけるといいな…
「えっ、柚李さん意外にやれば出来る子なの?それじゃつまんないよー!!」
「うるせー、こんだけ頑張ったんだからこれくらい成果がでないと逆に切なくなるわ。」
相変わらず隣の妹さんは皮肉しか言えないようだ?
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