怪しい影

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----はーい、そこまでー 担当の先生の号令によりそれぞれ手を止める。 腕を伸ばして伸びている人たちもいれば、周りの人達と あの問題どうだったー みたいな話をしている人たちもいた。 今更どうあがいたって点数は終わった時点で決まっているのに。 ちなみに俺はどうだったかというと、 perfect!! ・・・といってもなんとか赤点は回避できるだろうなーって感じだけどな。 残りのテストもなんとかこの調子でいきたいところだ。 その為にも少しでも愛琉に教えてもらおう。 そう思い隣でテストを終えた愛琉に声をかけてみた。 「なぁ、愛琉。悪いけど少しでもいいから勉強教えてくれ。」 「えっ?どうしたの柚李、大丈夫??」 逆になんでそんなに驚いているのかを知りたい。 「いや、ここまできたら赤点回避したい。」 まぁ一応あんだけ教えてもらったんだし。 ---と俺は付け足す。
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