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それから愛琉が歌ったあと俺も歌ったりしていたけどあの唄は結局流れなかった。
てか愛琉やっぱ上手いな。
あっ、そうだった。
俺愛琉に聞きたい事があったんだった。
愛琉もちょうど歌い終わったし聞いてみるか。
「そういえば、愛琉昨日ゲーム屋の近くで友達と歩いてたの見たけどあれって愛琉だよな?」
愛琉は焦ったように驚いている。
別に友達と遊んでただけなら普通にしてればいいのに。
「柚李あの場所にいたんたー!私全く気付かなかったよー!で、柚李は何してたの?」
「いや、俺は普通にゲーム買いにいってただけだけど、なんか愛琉が友達と居たのにつまらなそうだったからなんでなのかなって思っただけ。」
愛琉は苦笑いしながら言う。
「いやー、柚李には叶わないなー…もう私のことそんなに分かっちゃうのかー。」
「いや別にそんなんじゃなくて、ただ俺もずっと独りだったしなんか雰囲気が俺に似てたなって思っただけ。」
「あはは、それ十分に私のこと理解してるよ…。」
どういう意味だろう?
俺に雰囲気が似てるって言うのが理解してることになるって事は…
「少し、私の話ししてもいいかな?」
俯きながら、悲しそうに愛琉は話始めた。
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