本当の始まり

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まぁそんなわけで未来先生にはお世話になってて多分それなりに心配してくれてるんだと思う。 「楽しくしてるかどうかは分かんないですけど、前よりは退屈する回数は減りましたよ。」 そう言うと未来先生はニカーッと笑う。 「そっか!そんなら良かったわ!」 未来先生は続ける。 「あっ、あとそれと今日面白くて楽しいことが起きるから楽しみにしとけよ!じゃあなー。」 それだけ言って未来先生は行ってしまった。 それにしても面白くて楽しいことっていったいなんだろう? あっ、てか早く教室に行かないと遅刻しちまう。 教室に着くとまるで自分は空気なんじゃないかと思うくらい存在感が無くなっていた。 まぁ学校に居るときはこっちの方が楽だからいいんだけど。 基本的に授業中は寝てるからなー。 ちなみに席は一番後ろの一番角。 このポジショニングが俺の存在感をさらに消している。 お陰さまでどの先生にもばれることなくいつも寝ている。 …未来先生にはなぜかばれてしまうけどね。
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