本当の始まり

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とりあえずチャイムがなったの自分の席に座る。 しばらくして未来先生が教室に入ってくる。 「よぉーし、んじゃ早速HR始めるぞー。…と、その前にちょっと今日はちょっとしたイベントがあるから言っておくわー!」 よし眠いし寝るとしよう。 なんか面倒な事だったら嫌だし。 「よし!それじゃ今日は…し………い……を……………」 よく聞き取れないまま寝てしまった。 ------------------ ----------- -------- 「……ぇ……ねぇ………く起きて!」 ん…、誰だよ俺に話しかけるやつは… てか俺に話しかけるやつとかまだいたんだ。 眠たい目をこすって体を起こす。 あー、まだ目がぼやけてるな… 「やっと起きた!早坂 柚李くんだよね?」 「ふぁああ…………っっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」 そこには凄い笑みを浮かべた愛琉がいた。 「今日からこの学校に転校してきました!大矢 愛琉です!あらためましてよろしくお願いします♪」 えっ……?いきなりすぎない……? 「…お前…なんでここにいるの?」 「そんなの決まってるじゃん!HR の時に一応紹介があったんだけど、教室に入ったら柚李寝てるしー!てかさ、私柚李の隣の席になったんだよねー♪」 あー、あの時転校生がくるって言ってたのか。 しかもそれが愛琉って… そりゃ未来先生も面白くて楽しいことって言うわな… それはそうして、そうなんだよ。 折角教室の一番後ろの一番角だったのに今じゃ愛琉が一番後ろの一番角になっている。 それにこんなうるさいやつが俺の隣じゃ俺のミスディレクション(ただ存在感がないだけ)が意味をなさなくなってしまう…。
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