本当の始まり

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それから昼休みは大体の所を愛琉と回った。 ただ昼休みで全部回るのは結構急がないとダメだからパッパと説明したけど覚えれてるのかな。 「それじゃーこれで全部だね!柚李ありがとうね♪」 「あぁ、別にいいけどちゃんと場所覚えれてるのか?」 「大丈夫だよー、これくらいならすぐに覚えれたよー!」 そっか、愛琉は頭がいいんだったな。それならすぐ覚えれるか。 「んじゃ早く教室にもどろう。そろそろ授業始まるし。」 そうやって案内を終えて教室にもどる。 しばらくして午後の授業が始まり担当教師が入ってくる。 よし昼からも寝るか… 久しぶりに昼休みに動いて疲れたし。 よく考えたら俺も愛琉も飯を食ってなかった。 「柚李ー、私さー!」 小さい声で話しかけてくる。 てかこれじゃ寝れないじゃん。 とりあえず無視して寝る。 「おーい、柚李ー起きてくださーい。」 駄目だこいつ。 これじゃあ寝てもこいつのせいで俺のミスディレクションが意味をなさなくなってしまう… 結果寝てるのがばれて怒られるパターンのやつ。 「うるせー、俺は今から寝る。だから話しかけないでくれ。」 「えー、だって暇だもん。私だって柚李としか話す人いないんだからー!」 はぁ…もう結局こうなんだよな。 仕方ないので愛琉の話しにつきあうことにした。 もちろん小声でだけど。 愛琉とは午後からはたわいのない話をしていた。 ………眠い。
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