君の唄

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「はぁーっっ???俺がバンドー???なにいってるんですか未来先生!!!!」 あまりの意味の分からなさに思わず声をあげてしまう。 「まぁそんなわけでよろしくたのむわ!」 軽くそう言って笑っている未来先生…… 俺には悪魔に見えた。 なぜこんな話しになってるか? それはちょっと時間を遡って話します。 ---------30分前 愛琉が転校してきて2週間が経ち学校にもなれてきた頃、10月末にあるうちの学校の行事…学園祭の計画がクラスで行われていた。 「柚李ー、学園祭だってー!私こういうの好きなんだー♪どんな出し物しよっかー?」 絶対お前はこういうの好きだと思ったよ。 だっていつもテンション高くてイペント好きそーじゃん? 「なにいってんだ。一応言っておくけど俺は毎年学園祭は休んでんだ。もちろん仮病で。よって今年も休む!」 いやー、俺がいたら逆に準備の時にぼっちになって悲しいし、みんなからしても目障りでしょ。 「えー!なんで休むのよー…せっかくの学園祭じゃん!出し物には参加しなくても一緒に回ろうよー!」 「いやだ。俺は休む、なんとしてもだ。大体俺が客でこられた店が可哀想だ。」 そう言うと、愛琉はいきなり手を上げて黒板の前にいる未来先生に向かって言った。 「せんせー!なんか柚李が仮病使って学園祭サボるって言ってまーす!毎年そうしてたらしいです!」 そして座ってこっちを向いて小声で言った。 「これで休めなくなったね♪」 コノヤロー… ふと顔をあげると未来先生の姿が。 「…柚李、後で職員室に来い。」 頼むから笑顔で言わないで下さい…
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