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………バンド?
確かに未来先生は楽器が大体弾ける。
未来先生にちっちゃい頃教わっていたと言うのはギターの事だ。
今でもたまーに教わりに行くことはあるけど、教えるだけあってやっぱり上手い。
けど他の先生で弾けそうな人がいるかと聞かれると……居ないな………
「そりゃ他の先生方に頼む方が無理がありますよ!確かに盛り上るとは思いますが人がいなきゃできないですよ。」
「だからお前を呼んだんだろーが。」
は?なにいってんだこの人。
なんで先生の出し物決めるのに俺を呼ぶ必要がある。
「なにいってんすか?俺を呼ぶ必要なんてこれっぽっちもないと思いますが…」
「なにいってんだ、お前がやるんだよ。お前ギター弾けるだろうが!」
俺に指を指してそう言う未来先生。
…………………?
……っっっっ!!!!!!!!
「はぁーっっ???俺がバンドー???なにいってるんですか未来先生!!!!」
あまりの意味の分からなさに思わず声をあげてしまう。
「まぁそんなわけでよろしくたのむわ!」
と、軽い感じで言い放つ。
「いやいやいやいやいや!誰も良いって言ってませんから!俺絶対に協力しませんよ!てかそんなにギター上手いわけじゃないですから!」
「あっはっは!お前がそんなに興奮するなんて珍しいな!……けど協力はしたくないのか……ならしょうがないな……」
そういって俯く未来先生
なんとなく可哀想になってきた。
しかしその3秒後、満面の笑顔になった未来先生は顔を上げて言う。
「それじゃ仕方がない!これは関係ない話しなんだか、うちの学校はずる休みした生徒がいたとして、それがバレた時はその生徒に反省文を400字×20枚書いてもらうことになってる。」
…?一体なにが言いたいんだこの人。
別に俺には関係のない話しだ。
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