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「あっ、それに愛琉ちゃんじゃん。……え?お前らなに?そーゆー関係なのか(笑)イチャつくならもう少し人目のないとこでだな。」
ちょっとまてよ。
本当にそんなタイミングが悪いときしか見てないのかよ。
「いやいや、本当にそうだとおもうんですか?もうちょい前から見てたでしょどうせ。」
あっもう愛琉には離れてもらってる。
愛琉が小さい声で''えっ?ちがうの?''と驚いていた。
……頼むから今はしゃべらないでくれ。
無言のプレッシャーを与えてみる。
愛琉にも伝わったみたいだ、高速でカクカク頷いている。
「まぁな。なんとなく愛琉ちゃんに学園祭のこと話してたんだろうなってのは分かったけど、あの様子だと一緒にやってくれるみたいだな!」
「はいっ!私やりますよ!こんな楽しいことなかなかないですよ。」
「それならよかったよ。ちなみになにを歌うのかとかはもう決まってるのか?」
俺が言おうと思ったが、愛琉が恥ずかしそうにも言おうとしていたので俺は黙っていた。
愛琉が口を開く。
「実はてすね……決まってるんですけど、私が作った唄なんですよね……?駄目ですか?」
愛琉は自信が無さそうにそう言った。
けど未来先生は笑顔で嬉しそうになっていた。
「おおー!お前唄とか作れるのか?すげーじゃねえか!」
予想外の反応だったのか愛琉は嬉しそうに照れている。
「それで楽譜とかももう作ってあったりするのか?」
「あっそれは俺から少しお願いします。」
一応改まって俺は頭を少し下げる。
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