君の唄

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「んじゃ俺はもう行くわ!お前らに会ったのもたまたまで、本当は今からドラム教えてほしいってやつのとこ行く予定だったんだよ。ってなことでまた明日な。」 そう言うことか。 なんでこんな早いんだろうと思ったんだよ。 「それじゃお願いします。」 俺はペコリとお辞儀する。 「完成楽しみにしてます!」 愛琉はニコニコだ。 まぁ自分の作った唄が曲になって学園祭で歌えることになったんだからな。 というより、楽しみなのは俺も同じた。 愛琉がいったいどうゆう唄を作ったのかが気になる。 完成するまでのお楽しみってことで。 --------未来先生と別れてから、愛琉が''それじゃあ私今日は早く帰って録音しなきゃ!''ってなったので時間も夕方だし解散した。 なんでも聞いてもらうからには納得のいくまで録音したいらしい。 そんなこんなで家についてなかにはいると母さんだけ帰ってきていた。 今日はいつもより早いな。 「おー柚李お帰り。もうご飯出来てるけど食べる?」 「んー、じゃあ食べる。」 ちょうど腹も減ってるし食べるか。 それにこの臭いは…… 「今日は栗ご飯ですよー!近所の人からいっぱいもらったから作っちゃったー!柚李好きでしょ?」 めっちゃ好きです。 なんか炊き込むとなんとなく甘くなるのが最高。 秋の食べ物だし。 「そうだな、そんなことより早くくれ。」 今は一刻も早く食べたい。 だから余計な話しはいらない。 「冷たくいっても早く欲しそうなのはバレバレだから!てか貧乏ゆすりやめて!!机ゆれてるから!!!!」
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