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「まじすか……」
さすが未来先生だよ、本当に……
てか、どうすんだよ……
ここまで練習やってきといて中止とかそれはないだろ………
と、思いながら愛琉の様子を伺うと俺以上にショックを受けていたみたいで、今にも泣き出しそうだった。
「おい、愛琉泣くなよ。せっかく練習してきてこうなったのは確かに辛いけど………
悪いのは全部未来先生で俺は一つも悪くないからな。」
とりあえず責任回避。
事実俺のせいではない。
確かに練習を頑張ってきて結局無いのかよって気持ちはあるけれど、生徒の前に出て発表するっていう嫌なことが無くなったのも事実。
…………けど、愛琉は本当に悲しそうにしていた。
「そ…うですよね……理由はどうあれ学園祭でみんなですることは出来ないんですよね………そっか……」
はぁ…………どうしたものかな……
「……??お前らなにいってんだ?俺は出れなくなったけど、お前らが出来なくなったわけじゃねーだろーが。」
え?いったいどういうことだ?
未来先生は俺達の会話を聞いて訳が分からなかったのか、言葉の真意を話し出した。
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