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それから俺達は準備に取り掛かろうと思ったが、今思うと俺達………というより俺は別に求められていないため準備に出る必要はないんだった。
愛琉にその事を伝えると
「っえ?柚李準備に行かないの?それなら私ちょっと行ってくるから昼のライブの二時間前くらいに戻ってくるねー!」
ちなみにライブは午後1時からで今は9時。
準備が終わったら少し手伝ってから来るらしい。
---- それで俺は一人別行動になったので先に音楽室で最後に練習しておくことにした。
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♪~♪~~♪~♪♪
はぁー、とうとう昼から本番かー……
大丈夫か俺。
そんな事を考えながら一人黙々練習していた。
♪♪~~♪~♪~♪~♪♪
と続けていると……
ガラガラガラっ
急に勢いよく音楽室のドアが空いた。
扉の前には一人の女の子がいた。
音楽室のなかに入ってきて、俺の事をマジマジと見だした。
……なんなのこの人……?
あんまり見ない制服で学園祭だから他の学校からも来てるんだろうけど……
なんか見た目が幼く見えた。
そして一言彼女は言った。
「もしかしてあなた早坂柚李さんですか?」
と俺からすると全く顔も知らない彼女がそう言ったのだ。
てか誰。
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