学園祭~後編~

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と、それはまぁ置いといて。 ………見られてると練習が続けにくいんですが。 「えっ?なに?このまま練習を見てるつもりなの?」 「えっ、駄目ですか?」 あたかも見ていくのが当たり前のような返答。 いいもなにも、このままだと恥ずかしすぎてなおかつやりづらさが半端じゃない。 なのでとりあえず追い返してみる。 「いや、駄目も何も見られてたら気が散って練習出来ないし。しかも俺そんな上手くないから恥ずかしいしどっかいってくれ。」 そう言うと葉琉といったその人はビックリした顔をしていた。 「あっそうか。そりゃそうですよね!知らない人にいきなりそんなの見せれないですよね!仲の良い友達とかならまだしも……」 どうにか分かってもらえたみたいだ。 …………なら早くどっかいってほしい。 まぁ未来先生の教え子とか言うしどうしようかと一瞬悩んだけど、やっぱ俺はそんなお人好しでもないし、ホントは人見知りのシャイボーイだからやっぱり無理。 ……ところが彼女は引き下がらなかった…… それどころか……… 「なら友達になってください!」 なにいってんだこいつ。 バカなのか? そんなの無理に決まってんだろ。 ……ん?なんだろこれ。 よく考えると前もどっかでこんなこと言われたような…… ………このデジャブ感なに?
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