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作った料理をリツの所(テーブルの所でフォークなどを並べて座ってた)に持って行って。
私達も席についた。
「よく、フォークとかで食べるってわかったね。」
「…前、人間が食べてるとこ…見た。」
「そうなんですか。」
「…早く…食べたい…」
「そだね。食べようか。いただきます。」
「っ!ユウリさんエルフだったんですか?」
「いや、違うと思うけど?」
「あ、そうでした。ユウリさんは記憶喪失なんでした…。エルフはいただきますって食事の前に言うって聞いた事があったから、どういう意味かは知りませんけど。」
「いただきます。はね、生物の命をいただきますって意味だったはず…生物に感謝の意を表すんじゃなかったかな。」
「記憶喪失なのに覚えてるものですね?」
「習慣だったからじゃないかな。」
「そうなんですか。」
「たぶんね。」
と、私達がこんな会話をしてる時にもリツは
ムシャムシャモグッハムッ
と言うぐわいに食べていた。
食べ終わったあと私は部屋にあった鏡で自分の姿を見て一瞬言葉を失った。
「……超可愛い…。」
胸辺りまでの白と言うか銀色というかかなり悩むような髪はタミラのふわっとした髪と違い、指通りが……とにかく、一言で言うと超っサラッサラッ。タミラ程ではないが白い肌。可愛いと言い表したが顔立ちは綺麗とも可愛いとも言える。双眼は海より青い。
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