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ぱちっ
「うわぁ…」
見渡すかぎり木、木、木、木。
とはいえ私と木々との間には30メートル程距離が離れている、ちょうど私を中心に半径約30メートルの円が描かれている感じ。
「森…かな?」
「ギャオオオォオ!!」
ぎゃおおおぉお?
「キャアァア!!誰か助けてください!!誰かー!!」
「うわっ!!だれか走って来てる!!」
あれは…美少女だ!!
「魔法は…」
なんか力を送り込む感じで…
『燃え上がれ…ファイア!!』
ボッ…!
1メートル位の大きさの焔が手元から出た。
「何とかなるみたいだし。助けるか。」
美少女の後ろから追いかけているのはドラゴン…
って難易度高すぎやしないか!?
「そこの貴女!!助けてくださいー!!」
「はいはいっと!」
ドラゴンは茶色で体が3メートル程の大きさだ。
私とドラゴンとの距離は大体25メートル程。
まずは…
「神様っ!!」
『早々にどうした?』
「ドラゴン!ドラゴン!」
『ん?ちょっと待ってね今見るから。……おお!ブランドラゴンだね!君は最強の肉体を持ってるんだ、まずは魔法無しで戦ってみたらどうだい?』
「了解っ!!」
「さっきから何してるんですか!!」
気がつけば美少女との距離は5メートル、ドラゴンとの距離は15メートル程にまで縮まっていた。
「よし、やるか!」
タタタッ
体が軽い…!
すぐに縮まるドラゴンと私の距離。
「ギャオオオォオ!!」
私はトーンッと飛躍してドラゴンの頭上より上にきたところで
「スーパー踵落とし!!」
クルンと一回転してそのまま踵落としをドラゴンの頭に直撃させた。
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