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光が治まると…
「うにゅ~」
謎の声を発しながら、ちょこんと座る九歳程の肩くらいまでの長さの茶髪の可愛い女の子がいた。
私は女の子だったんだ…っと思いつつ、しゃがみ込んで名を尋ねた。
「名前…忘れた…」
「忘れちゃったんだ。じゃあ、君の名前は…」
う~ん…神様はブランドラゴンとか言ってたから…
ブランとか?いや、なんかリツとかもいいかも…
「ブランとリツ…どっちがいい?」
「…リツ。」
「ん。今からお前の名前はリツだ。」
ツン、ツン
急に肩をつつかれた。
「あの、お取り込み中すいませんが、今のなんですか!?」
ちょっと興奮した様子の美少女(リツに追いかけられてた子)が話しかけて来た。
「あ、そういや君大丈夫だった?」
「あ、はい。先ほどは助けていただきありがとうございました。ところで、さっきのなんですか!?ドラゴンが人間に!」
「ん~。私の能力の1つみたいな感じ。」
「スゴいです!スゴいですっ!!魔法を使わずにドラゴンを倒しちゃうし、あっ!申し遅れました。私、タミラって言います。貴女は?」
「私?私は…」
ヤバい…名前考えてなかった(せっかくだから、新しい名前がいい)。
ん~、ゆり?ゆう?
よし、合わせてユウリにしよう。
「私はユウリ。よろしく。」
「なんで間があったんですか?」
こんな時は持ち前の発想力で。
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