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始業式が終わり萩原と一緒に教室に来た。
因みに2―2だ。
席は自由なので俺は窓側の一番後ろ、その右隣に萩原だ。
前の席は…………なん……だと?
お、お前は……!?
「何よ鳳太郎?ジッと見つめて」
幹奈かよ!?
「……お前一緒のクラスだったんだな」
「はぁ?クラス表見なかったの?」
「いや……チラッとしか」
「……いっぺん死ね」
「幹奈ちゃん、そんな物騒なこと言わないの」
「だって鳳太郎が」
はい、今萩原と仲良さそうに話しているのは俺の幼馴染みの葉梨幹奈だ。
こいつは……
まあ、腐れ縁の仲だな。
うん。そうだな。
「鳳太郎?なに納得した顔してんの?気持ち悪いわよ?」
嘘です、毒舌女でした。
「今失礼なこと考えたでしょ!?」
そんなこと……ないぞ?
……幹奈が睨んできた。
「ご免なさい」
「よろしい」
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