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「妖は昔、ある女によってみんな封印されたんですよ・・・。」
俺がそう言うと「封印?そんな事ができるのか?」という近藤に対して少し悩むように腕を組んで考える。
「まあ、できるっちゃできるがある一族だけだと思うな・・・」
もしかすると、この一族以外でもできる人がいるかもしれない。でも俺が知ってる限りその一族に流れる血には封印の力がある。
「そして、封印の力は何故か女の方が男よりも何倍のも力を持っているんです。なので、一族では女が妖を封印し男が妖を退治するっていうようになったんです。」
そう言うと山南は「おかしいです。」といった。
「妖はみんな封印されたのに何故妖を退治するのですか?妖はもういないんでは?」
そう、妖は封印された・・・けれど、ある事件がおきてしまった。
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