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side土方
「待て・・・」
俺が夜月を呼び止めると目を丸くして驚いていた。
そりゃ、そうだな。俺だってコイツを呼び止めたくはなかったが・・・・使えるかもしれない・・・。
実はここ最近、ある事件に困っていた。
最初の被害者は男だった。
その日は一番隊が巡回していた時、川の近くで無数の傷をした男が倒れていた。
傷は全て浅く男は無事だったが、何があったか聞いてみたら
「よくわからなかった・・・黒い影みたいのが襲ってきた」と言った。
その後も同じ場所で同じことを繰り返されて一番隊と十番隊を川で、見張ることにした。
すると・・・
「・・・おっおい!なんか来たぞ!!」
一人の隊士がそう叫ぶと黒いモヤモヤとした影が現れた。
「・・・ふふ、やっと来ましたか。」
沖田は待ってましたとばかりに黒い影を斬りかかったが・・・・
スカッ_______
「・・・あれ?」
影は斬っても斬っても斬れなかった。
いったん沖田はさがってた。
(斬れない・・・?ということは、あの影はなんだ?もしかすると、操られてる?)
沖田は考え込んでいると隣のほうから叫び声が聞こえた。
一人の隊士が影に飲み込まれたのだ。
黒い影に飲み込まれるとまったく隊士の姿が見れない。
やっと隊士が出てこれたと思ったらそこには無数の傷が・・・
その時、遠くに人影が見えた・・・。
まさかと思い、人影の方に行くと。
「なっ!!」
目に前にいたのは、黒い髪に痩せ細った体そして背中には・・・・・黒い羽・・・
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