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不思議だった ファインダーを通して見る薫の仕草の一つ一つが、可愛らしく感じ、愛しく見える ‥‥‥また笑った 「西嶋サン‥‥こんなのどぉ?」 ‥‥‥‥カシャッ 接着剤を塗った場所を触らないように持ち上げて、俺に見せながら向けた笑み これは、間違いなく 俺だけに向けられた 俺だけの笑み 俺は ‥‥‥薫を‥‥好きだ 江口薫を‥‥‥好きなんだ
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