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「西嶋サン‥‥」 ‥‥‥そこにいる? 「‥‥ん?」 ‥‥‥あ、いた‥‥‥ フフ‥‥ウレシイ‥‥ 傍にいてくれている それだけで、こんなに心が満たされるなんて 「‥‥まだ熱が高いんだから‥‥眠れ」 ‥‥‥デモ、それって勿体無い 「‥‥ハイ‥‥‥」 寝た振りして、西嶋サンがいる雰囲気を味わおうカナ 「しかし‥‥アレだな」 アタシがまだ起きているのを知ってか知らないでか、西嶋サンが小さく呟いた 「‥‥段ボールだらけだな‥‥」 ‥‥聞かなかったことにしよう ‥‥西嶋サンには家に送ってもらってばかりだなぁ 気がついたら、アタマナデナデされたまま またアタシは眠ってしまっていた
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