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☆☆☆☆☆ 玄関ドアが開いて、佑香が戻ってきた 「‥‥どうしてるぅ?」 小さな声で言いながら、そっとブーツを脱いでいる 「さっき、一度目を覚ましたけど、また寝てる」 薫のベッドの脇に座ったまま小声で答えると、佑香は静かに俺の隣に座った 薫の寝顔と俺を交互に見比べてから、リビングに戻る 「ずっと、そうやって頭を撫でていたの?」 その言葉に、止まる俺の手 「‥‥ダメとは言ってないわよ」 止めたことを、また見られていた ばつが悪くなりベッドから離れ、俺もリビングに移動する 佑香は段ボールから食器を出して食器棚に片付けていた 引っ越したての部屋のまま、たいして片付いてもいない
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