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「な……なんとか……ギリギリ……逃げ切れた……」
「本当にギリギリだけどね」
息も絶え絶えに、なんとか迫り来る球体と留年の危機から一時的とはいえ逃れきることが出来た安心で安息していると、
幼なじみの『藤村茜』がどこからともなく現れ、声をかけてきた。
「茜か……びっくりさせないでよ、本当に……」
「びっくりしたのはこっちよ、魔法のテストだと言うのに魔法を使わずにクリアしようとしている馬鹿がいるなんてね」
「そんなこと言われたって…… 」
僕は同級生のみんなみたいに巧く魔法を使うことが……
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