0人が本棚に入れています
本棚に追加
私は
じいちゃんが嫌い。
ばあちゃんは
優しくしてくれたが、
本心が見えないあの顔が嫌い。
この家には、
姉だけが居ればいい
"お前はいらない"
そう
空気が表していた。
なんだか
悲しくなって
泣きたくてわめきたかった。
だけど、
泣けなかった。
そんな暇がないくらい
じいちゃんが
チラチラ睨んでくる。
奴隷のように扱ってくる。
私は、
なにも話さない。
笑わない。
無表情なロボット
見たいに動いた。
じいちゃんのあの
睨んだ顔つき。
あんな顔全体に
"不愉快"を表していた。
そんなのこっちだって!
そう言いたいけど、
口からそれが出る事はなかった。
最初のコメントを投稿しよう!