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つまり、
この世界では誰かが何かで幸せになれば、その分だけ“幸せ”は消費され、“幸せ”は更に足りなくなってしまうのです。
幸福な人間が居るから、不幸な人間が生まれる。
不幸な人間が“幸せ”を消費しないでくれるから、幸せになれる。
この理論が世界の真実だとするならば、全ての生物が幸せになるなど叶う筈がありません。
果たして、
“幸せ”とは一体何なのでしょう――。
誰かの犠牲の上に存在しているのが幸福なのならば、“それ”は私たちが“見ているもの”の本質とは全く違うのかもしれません。
幸せとは?
幸福とは?
不幸とは?
不運とは?
――その言葉の本当の意味を、皆で考えましょう――。」
――――
→To be next chapter...
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