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【男の娘と黒蛇様】
とある雨の日の本屋前にて。
奏芽「あら?お兄さんお久しぶりね」
時影「奏芽殿!お久しぶりでござるな」
奏芽「こんなところで何をしているの?中には入らないの?」
時影「濡れてしまって…軒下を借りていたのでござるよ。こんなずぶ濡れで入るわけにはいかぬので」
奏芽「あらそうなの。お兄さん遠慮深いのね」
時影「奏芽殿は本を買いに?」
奏芽「ええ、仕事用の資料を買いに来たのよ。今から帰るんだけど、よかったら一緒に行きましょう」
時影「えっ、でも奏芽殿の用事が」
奏芽「今日はもう何もないの。お兄さんは用事?ずぶ濡れなのもどうかと思うし、まずは服を調達しないかしら?」
時影「えっ」
奏芽「すぐそこにいい服屋があるから、着替えましょうよ。はい、傘にどうぞ」
時影「いや、二人も入ると奏芽殿が濡れるでござるよ」
奏芽「私の傘に入るのが嫌だっていうなら仕方ないけど…なら二人で濡れて行きましょう」
時影「奏芽殿が風邪を引いてしまうでござるよ…」
奏芽「ならやっぱり傘に入って行きましょう。平気よ、すぐそこだから♪」
時影「(やけに楽しそうでござるな…)」
***
さあなんでだろう!
今回も時影さんがとても気の毒すぎる展開に…!
奏芽になんやかんやで連れ回される前に逃げて下さいねっ!!←
悳さん宅の時影さんお借りしました!
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