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【踏み込んだ話をしてみよう1】
というわけで、まず動かしたい子ナンバー1なツィーちゃんからね。
「うわあ、はははっはいっ!頑張ります…!」
踏み込んだ話といったら、やっぱりデュリオさんのことかいね?
ぶっちゃけデュリオさんのことどう思ってたの?
「え…と、ど、どう、どうって……えーっと、初めてまともに接した人間で、いろいろ教えてくれて、私のパートナーだった人で…」
うん。デュリオの紹介をしてほしいんじゃなくてね。あなたがデュリオさんのことをどう思っていたかが知りたいのよ。恋してたの?←
「ふぅぇえええええ!!?!?///なななちち違いますよ!!デュリオとはそんなんじゃなくて!いや確かに大好きだったけど、そういう大好きじゃなくて!」
うん、分かってた。
「………。デュ、デュリオのことは、尊敬してましたよ?凄い人だと、思ってました。強くて、周りの人たちから信頼されてて、たくさんの人に囲まれてて…私とは正反対の人だった」
ツィーちゃんにないものいっぱい持ってたよねー。
「う……。…森をでて、初めて町に連れて行かれたとき、たくさんの人に囲まれて、怖かったです」
デュリオさん人気者だったからー。連れられてるツィーちゃん注目の的だったんだねー。
「私、もうどうすればいいのか分かんなくて、完全に固まっちゃって…」
デュリオさん「まじかよ…」って呆れてたし。結局動かなくなっちゃったツィーちゃん担いで行ったよねー。
『それで来たのが俺の店ってわけだな』
「∑!?レっ、レイヴさんっ!」
おーいおいおいおい、まだアンタのプロフだって公開してないのに勝手に出てくんなよー。
『まともに紹介する気あったの?』
・・・・・。
『はい、なーい。というわけでツィーちゃん。久しぶりにお兄さんともお話しよ』
はいではここでちょっと補足。このレイヴとか言う、妙にツィーちゃんに馴れ馴れしい男はデュリオの親友。デュリオ亡き後もよくツィーちゃんの面倒を見ていた、まあ、保護者2世だ。見た目めっちゃチャラいけど中身も割とチャラい、チャラ男。
『どんな紹介してくれちゃってんの?』
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