平成元年

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 場所がかわり、木菟と壱の隊では… 「なんと…龍殿が相討ちに?」 「相手は、あの炎でした…見事な最後でした」  伝令を聞いた2人は、驚いたが冷静に話す。 「あの2人は兄弟なのだ…死ぬ時は互いにと、よく言われていた…願いが成就して本当に良かったの…」 「弍番隊と相手側は…一度退却をし、体制を整えてから再出陣をするそうです」 「参番隊と共闘すればよいだろう…そう伝えろ」 「…了解」  木菟が、また渋い表情を浮かべて言います。 「クソッ…どんどん減っているぞ…諜報隊は…まだか」  そこへ、別の伝令が到着した。 「鵺様の隊が…ほぼ無傷のまま、相手の隊を全滅致しました」 「…鵺か…相変わらずだな…」  伝令員がニヤリと笑い、続けて話す… 「半数以上を、お一人で倒されましたよ…」  それを聞き、顔をしかめる木菟。
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