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「クックック…数字の上だけでの話ですよ…」
「ワハハ…まあ先ずは…あの年寄りどものお手並みを、拝見しようじゃないか…」
とても楽しそうな木菟だが…
「…壱よう…ワシらはみんな、死ぬ事になるんだろうなあ…」
「相手が国ですからね…今は生き延びてもこの先、勝ち目は無いでしょうね…」
「…うん…そうだよなあ…」
「…無念ですね…」
しばらく静かだったが、遠く離れた野砲の陣地で爆発が連続して起きた。 続けて、ロケットランチャーを装備したジープと装甲車も同じように爆発している。
「…何が起きたんだ?」
樹海内にいる全ての者が、理解出来ずにいた。 ジープは、ロケットランチャーを装備していたのでかなり大きな爆発となっていた。
「…ちいにい…どうなっているの? なんで大砲や戦闘ヘリに攻撃されるの?」
近代兵器による大規模な攻撃を受け…動揺した蒼空が弐に問いかけた。
弐は、厳しい表情で答えた。
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