終戦…そして、共闘

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「最後の術は…電波ですね?」  彼らは楽しそうに答えます。 「なんだ知ってたのか…そうだよ、ドップラー効果を利用した技術だ。 起源は旧日本軍だがな…」 「まさか実用化しているとは思いませんでしたよ」 「だろうなあ…ソ連やアメリカもまだ出来ていないからな」  忍は、昔から殆どの分野において…最先端の技術を先取りしている科学者集団でもある。 世間で先進技術などと騒がれるものがあっても、彼らから見れば…笑ってしまうような古いものばかりなのだ。 「今日は持って来てないが…今度、レーザーも見せようか?」 「え? それも有るんですか?」  驚いて聞き直す壱。 「まだ小型化が出来てないんだがな…でも、マンガみたいな凄い物じゃないから期待するなよ」  多分…あるだろうと思ってはいたが、木菟たちは絶句してしまった。
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