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「みなの者、敵兵の掃討を始める。 1人も生かすな!」
「おおう!」
先程まで敵同士だった忍達は、生き残る為に手を組み共闘します。
蒼空は、父の木菟に近付き先程の提案を話してみます。
「んー…かなり無茶な話だな…でも、試す価値はありそうだ…」
「親父…いや…木菟様、やりましょう。 このままでは…いつか全滅して、他の同業者達も同じように全滅してしまいます…」
幹部達が集まり、移動をしながら話し合います。
「蒼空…現党首のお前が出した提案だし、こちらの陽炎殿も賛成している。 全国の同業者…忍の者達へ打診してみよう」
伝令班が急遽編成され、里の本部へ走ります。
「みんな、急いでくれよ…」
皆、藁をも掴む気持ちで見送った。
樹海に残った忍は、約50名で倍の敵を相手します。 敵兵達も闘いのプロなのだから、簡単には勝たせてくれないだろう。
「…何人が生き残るだろうか…」
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