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この戦闘で、蒼空たちは2名を失ったが敵兵の20名全員を倒した。
「残りは100人くらいか…」
「結構、厳しい闘いだな」
「まあ仕方ない…やらなきゃこちらがやられる…」
「…そうだな…」
彼らは、また樹海の中へ散って行った。 他の離れた場所でも、戦闘が行われているようで…銃声が沢山聞こえている。
みんな、頑張ろう…生きて里に帰ろう…
無傷とはいかないが、順調に敵兵を倒して行き…残りは約30人ほどになった。 しかし…彼らはかなりの手練れのようで、倒すどころか見つけることも難しい状況だ。
もう夜が明けて、空は明るくなっていた。 お互いに見える環境になると、飛道具を持つ方が有利となる。 蒼空たち忍にとって、かなり不利な状況となって来た…
「ん…トイレ…」
単独での行動中に、蒼空は木陰に身を隠した。 周りへの注意を怠らないようにしながら用を足す。
「…動くな」
数人の敵兵から喉元にナイフと、頭には銃が突き付けられた。
「気配を消せるのはお前たちだけじゃないんだぜ…」
全く…気付かなかった、蒼空は脂汗が出て来た。
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