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12月○○日
誰もいない路地裏。そこには1つのバスケットゴールが壁にかけてある。
そこには何年も使われてツルツルになったボールが置いてある。
徐々に太陽が沈んでいき、時計の針が5時30分を指した時、1人の少年が現れた。
学ランを着ていて、その下にはバスケの格好をしている。
この少年の名前は、神崎楓真。バスケの名門校秀明高校に通う高校1年生のバスケ部だ。
「よしっ、今日も練習始めるかな。」
この路地裏は、昔ビルが建っていたが今はなくなり、空き地になっている。今から2年前楓真がこの場所にゴールを置き、暇さえあれば練習に来ている。
「明後日から大会だからな。
今日はシューティングだけやって終わりにすっかな。」
ここから1時間程シューティングを行い、今日の練習は終わった。
「やっべ。早く帰らなきゃ母さんに怒られる。」
楓真は疲れた体で精一杯自転車を漕ぎ、家に帰った。
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