第1話

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家につくとすでに父親が帰宅していた。 「たっだいまー。 あー今日も疲れた疲れた。」 着ていた制服を脱ぎ捨て、洗濯物を洗濯機に投げ込んだ。 「おかえり、楓真。 毎回言ってるけどちゃんと制服たたみなさい。まったく。 先にご飯食べちゃって。」 「次から気を付けまーす。 いただきます。」 母親とのやり取りを黙ってみていた父親の治が話しかけてきた。 「楓真、最近バスケ部の方はどうなんだ?」 「えっと、絶好調かな。 明後日に大会があるからみんな張り切ってるんだ。 それに明日はベンチメンバーの発表があるから楽しみ。」 「そうか、選ばれるといいな。 頑張れよ、楓真。」 そこで会話は終わり、すぐにご飯をたいらげ風呂に入り、楓真は明日のことでワクワクしながら眠りについた。
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