2人が本棚に入れています
本棚に追加
「蒼空、大丈夫? 酷い目に遭ったわね…でも、間に合って良かったわ…」
母の鵺に縛を解いてもらい、拾い集めた服を受け取りやっと落ち着いた蒼空。 木菟への怒りは、鵺の折檻を見た今となってはなくなってしまった。
鵺から半殺しの目に会い、フラフラになった木菟が忍たちに次の指示を出していた。
「ワハハハ…木菟殿、相変わらずのスケベですな」
陽炎殿が笑いながら木菟に話す。
「いやはや…恥ずかしいところを見られましたな…でも陽炎殿、あまりゆっくりとは出来ませんな…」
「そうですな、早く残党を始末して次の作戦に移らないと…」
「我々の生きる道が無くなりますね…」
このやり取りの後、この場にいる全ての者が人から冷酷な忍に戻り…残りの敵兵を狩って行った。
夕方には帰還することが出来たが、休む暇はない。 全国にいる忍集団の、連合結成に向けた党首会談の交渉に走り回った。
最初のコメントを投稿しよう!