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T家本部の5キロ手前まで、連合の侵攻を邪魔する者は皆無だった。 しかし、次第にバリケードらしき物が増え始めて隊列の脚が止まるようになって来た。
赤外線及び暗視カメラの装備を持つ者たちが警戒にあたる。 陸自の戦闘ヘリも、交代しながら上空より監視を補助している。
「そろそろ敵さんが来るね… 銃を持つ者は、セーフティーを外して備えろ」
今回の作戦は、連合の蒼空たちも銃を所持しており、銃の確認を行った。
『隊列の2時と9時方向に…約100人、展開を始めた。 注意しろ』
上空のヘリから、緊急の無線が入った。 隊列の装甲車は至急2列縦隊の陣形をとり、連合は下車して迎撃体制を整えた。
ヒューン…
風を切る音が聞こえた直後に、先頭の装甲車が被弾し中破炎上した。 同時に隊列の両サイドから激しい銃撃とロケット弾の猛攻を受けた。
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